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Manual 2. ウインドウ表示
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Manual 2. ウインドウ
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Text File
|
1995-11-27
|
15KB
|
246 lines
2. ウインドウ表示
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
メインウインドウは、ピアノロールやイベントチャートなどグラフィック表示/入力
を行なうグラフィックモードと、数値表示/入力を行なうイベントリストモード、MIDI
イベント出力をリアルタイムにモニタできるミキサーモードを切り替えて使用します。
2.1. コントロールバー
メインウインドウ上部のコントロールバーはグラフィックモード/イベントリストモ
ード/ミキサーモードに共通です。
(1) Track:現在表示しているトラック番号およびトラック名を示します。ALLと出てい
る場合は全トラックを同時に表示していることを示し、数字が出ている場合はその
数字で示される1つのトラックのデータのみを表示していることを示します。ALL
もしくはトラック番号が表示されているボックスをクリックするとポップアップメ
ニューにより表示トラックを選択することができます。(トラック名は各トラック
に最初に記述されているSequence/Track nameメタイベントもしくはTextメタイベ
ントが使用されます)
(2) Channel:チャンネル表示状態を示します。1〜16までの数字が書かれたボックスが
色塗表示されている場合はそのチャンネルの表示状態になっていることを示します。
このボックスをクリックすることにより、チャンネルの表示/非表示を切り替える
ことができます。
ボックスの上部に黒いバーが表示されている場合は、現在選択されているトラック
(ALLの場合は曲データ全体)のなかに該当するチャンネルのイベントが含まれて
いることを示します。
チャンネル番号が書かれたボックスの下の横長のボックスはカレント・チャンネル
を示します。カレント・チャンネルは他のチャンネルイベントよりも手前に表示さ
れ、新規イベントはカレント・チャンネルに追加されます。この横長ボックスをク
リックすることによりカレント・チャンネルを選択することができます。
(3) ALLボタン:全チャンネルの表示をオンにします。
(4) ONEボタン:カレント・チャンネル以外のチャンネル表示をオフにします。
(5) Bar:Beat:演奏中の小節/拍を示します。また、ここをクリックすると小節番号を
指定して表示位置ジャンプすることができます。Edit>Jump to...(編集>小節指
定ジャンプ...)を選ぶのと同じです。
(6) 録音ボタン:リアルタイムレコーディングを開始します。MIDI>Record(MIDI>録
音)を選ぶのと同じです。ボタンを押し続けるとポップアップメニューを表示して、
録音の種類を選択できます。
(7) 停止ボタン:リアルタイムレコーディングや曲データ再生を停止します。
MIDI>Stop(MIDI>停止)を選ぶのと同じです。
(8) 巻戻しボタン:再生中にクリックすると、クリックしている間再生巻戻しをします。
また、ダブルクリックすると、再生巻戻しモードに入り、再生/一時停止/停止/
早送り/巻戻しのいずれかのボタンをクリックするまで巻戻し続けます。再生開始
時点より前に戻ることはできません。ダブルクリックで巻戻しモードに入っている
ときは再生開始時点へ戻ると巻戻しモードを解除し、通常再生を再開します。なお
巻戻し機能は、録音時には使用できません。また、MIDI外部クロック使用時は使用
できません。
(注)巻戻しは、ノートオン/オフおよびContinuous eventのみ対象となります。
Data entry, NRPN, RPN, All note off, All sound off, Reset all
controller, Local controlのcontrol changeや、System Exclusive等のイベ
ントは送信されません。したがって巻戻しを行なった場合には音源設定が必ず
しも通常再生時とは一致しない場合があります。
(9) 一時停止ボタン:録音/再生を一時停止します。一時停止しておいてから録音/再
生ボタンをクリックした場合には録音/再生開始時点で一時停止状態になります。
一時停止を解除するためには一時停止ボタンを再度クリックします。また、録音一
時停止の場合、MIDI入力からノートオンイベントを受信した時点で自動的に一時停
止を解除します。MIDI>Pause(MIDI>一時停止)を選ぶのと同じです。
(10) 再生ボタン:曲データ再生を開始します。MIDI>Play(MIDI>再生)を選ぶのと
同じです。ボタンを押し続けるとポップアップメニューを表示して、録音の種類を
選択できます。
(11) 早送りボタン:再生中にクリックすると、クリックしている間再生早送りをしま
す。また、ダブルクリックすると、再生巻戻しモードに入り、再生/一時停止/停
止/早送り/巻戻しのいずれかのボタンをクリックするまで早送り続けます。録音
時には機能しません。また、MIDI外部クロック使用時は使用できません。
(12) 再生速度スライダー:再生速度を連続可変します。通常再生時および再生一時停止
時のみ機能します。録音時、早送り/巻戻し時には機能しません。また、MIDI外部
クロック使用時は使用できません。
2.2. グラフィックモード
グラフィックモードではウインドウを最大10のブロックに分割し、各ブロックに表
示するイベントタイプを任意に割り当てることができ、また各ブロックのサイズも任意
に設定することが可能です。
(1) Time scale:コントロールバー直下にある、小節番号を表示している部分です。
ここをSelectツールまたはDrawツールでクリックもしくはドラッグすることにより
その時間範囲にある全てのイベント(表示されているトラック/チャンネルのみ)
を選択することができます。MIDI in, MIDI outツールでここをドラッグすると全
てのタイプのイベントのMIDI in, MIDI outが行えます。
なお、各ブロック内をOptionキーを押しながらクリック、ドラッグした場合、Time
scaleをクリック、ドラッグしたのと同じ操作ができます。
(2) Tool palette:ウインドウ下部の水平スクロールバーの左側の部分です。左から順
に、使用するツール、オペレーション、エンベロープ曲線、カーソルクオンタイズ、
イベント密度、ズームアウト、ズームインとなっています。各々機能詳細について
はイベント編集の項で説明します。
(3) Block number:各ブロックの左端にあるブロック番号を表示している部分です。こ
こをドラッグすることによりブロックのサイズを変更することができます。
(4) Block status bar:各ブロックの下部、Block numberの右側にあるボックス部分で
す。ここにはブロックに割り当てられているイベントタイプを表示したり、イベン
トの時間情報、パラメータ情報を表示したりします。
(5) Event type:Block status barの左端に、そのブロックに割り当てられているイベ
ントタイプを表示しています。ここをクリックするとポップアップメニューでブロ
ックのイベントタイプ割当を変更できます。イベントタイプとしてControl change
かMeta eventを選んでいる場合には、その右隣にサブタイプが表示されます。また、
イベントタイプとしてPoly pressureを選んでいる場合にはその右隣にオクターブ、
ノートを表示します。これらもクリックすることによってポップアップメニューで
選択できます。
(6) Block display area:各ブロック内の表示はイベントタイプにより異なっています。
Note event:いわゆるピアノロール形式でノート情報を表示するPiano rollモード
と、ベロシティ情報を表示するVelocityモードが選べます。
Piano rollモードでは、縦軸に音程をとり、ノートオンからノートオフまでの
区間にチャンネル表示色でボックス表示されます。音程軸方向の上下スクロ
ールは、ブロック右端のスクロールバーにより行ないます。また、Block
status barの右端に表示される4つのツールパレットによってピアノロールの
拡大縮小、スクロールを行なうことができます。上下スクロールは通常、スク
ロールバーを使用して行ないますが、ブロックのサイズが小さい場合にはスク
ロールバーが操作不能になるため、ツールパレットの上下矢印ボタンを使用し
ます。なお、カレント・チャンネルにノート名リストが設定されている場合は
ブロック左端の縦軸上にノート名が表示されます。
Velocityモードでは、ノートイベントのノートオンタイミングでベロシティパ
ラメータをチャンネル表示色でバー表示します。
Continuous event:control change, pitch bend, poly pressure, channel
pressure, tempo meta eventは連続可変パラメータをもつContinuous eventで
す。バーチャート形式でイベントパラメータ表示をします。縦軸にパラメータ
をとり、イベントの有るタイミングでパラメータに応じてバーが描かれます。
カレント・チャンネルのみ、イベントとイベントの間を横線でつなぎ、任意の
時点での有効パラメータ値がわかるようになっています。なおtempo meta
eventはどのチャンネルにも属さないので、チャンネル表示状態によらず常に
黒色で表示されます。それ以外のチャンネルイベントはそれぞれチャンネル表
示色で表示されます。
Program change event:イベントのあるタイミングに選ばれているプログラム名を
チャンネル表示色で表示します。プログラム名はチャンネル毎に設定されてい
るプログラム名リストから参照されます。
System exclusive event:イベントのあるタイミングにボックス表示されます。エ
クスクルーシブデータの内容を見たい場合にはセレクトツールでクリックして
ダイアログをオープンしなければなりません。詳細はイベント編集の項を参照
してください。なおSystem exclusive eventはどのチャンネルにも属さないの
で、チャンネル表示状態によらず常に黒色で表示されます。
Text type meta event:イベントのあるタイミングにテキスト内容が表示されま
す。ただし、長いテキストの場合はクリッピングされます。内容全体を見たい
場合にはセレクトツールでクリックしてダイアログをオープンしなければなり
ません。詳細はイベント編集の項を参照してください。なおmeta eventはどの
チャンネルにも属さないので、チャンネル表示状態によらず常に黒色で表示さ
れます。
Time signature meta event:イベントのあるタイミングに記譜形式で拍子表示さ
れます。Time signature meta eventはどのチャンネルにも属さないので、チ
ャンネル表示状態によらず常に黒色で表示されます。
2.3. イベントリストモード
イベントリストモードでは、各イベントを数値表示します。
(1) Selected time range:コントロールバー直下の左端にあり、選択時間範囲の開始、
終了時間をそれぞれ「小節:拍:カウント」の形式で表示します。ここをドラッグ
したりアクティブにしてキー入力することにより選択時間範囲を変更することが
できます。
(2) Event type filter:表示するイベントタイプを選択するポップアップメニューで
す。チェックマークのついているイベントが表示されます。
(3) Control type filter:コントロールチェンジイベントのうち表示するものを選択
するポップアップメニューです。
(4) Meta type filter:メタイベントのうち表示するものを選択するポップアップメニ
ューです。
(5) Event display area:イベントデータは1イベントにつき1行で表示されます。各
行は左から、イベントタイム(「小節:拍:カウント」形式)、トラック番号、チャ
ンネル、イベントタイプの順で表示されます。イベントタイプのさらに右には各種
パラメータが表示されます。パラメータの表示内容はイベントのタイプによって異
なります。
Note event:ノート番号、ノートオンベロシティ、ゲートタイム(「小節:拍:カウ
ント」形式)、ノートオフベロシティの順に表示されます。ノート番号につい
ては、チャンネル毎に設定されているノート名リストを参照して表示されます。
Poly pressure:ノート番号、プレッシャー値の順に表示されます。
Control change:コントロールナンバー、コントロール値の順に表示されます。
Program change:プログラムナンバーが、チャンネル毎に設定されているプログラ
ム名リストから参照して表示されます。
Channel pressure:プレッシャー値が表示されます。
Pitch bend:ピッチベンド値が表示されます。
System exclusive(F0,F7):システムエクスクルーシブの内容が16進ダンプ表示さ
れます。
Sequence number meta event:シーケンス番号が表示されます。
各種Text meta event:テキストの内容が表示されます。
MIDI channel prefix meta event:プリフィクスされるチャンネル番号が表示され
ます。
Set tempo meta event:テンポ値が「拍/分」の単位、「ミリ秒/拍」の単位で表
示されます。
SMPTE offset meta event:SMPTEフォーマットのHour, Minute, Second, Frame,
Flexional Frame, Formatの順に表示されます。
Time signature meta event:拍子記号メタイベントのパラメータNumerator,
Denominator, MIDI clock/beat, Noted 32nd-notes/MIDI quater noteの順に
表示されます。
Key signature meta event:Key, Major/Minorの順に表示されます。
その他のmeta event:メタイベントの内容が16進ダンプ表示されます。
2.4. ミキサーモード
ミキサーモードではグラフィックモードと同様にウインドウを最大10のブロックに
分割し、各ブロックに表示するイベントタイプを任意に割り当てることができ、また各
ブロックのサイズも任意に設定することが可能です。
ブロックサイズの変更や表示イベントタイプの設定方法はグラフィックモードと同じ
です。ミキサーモードでは各ブロックごとに割り当てられているMIDIイベント出力をリ
アルタイムにモニタ表示します。
各ブロック内の表示は割り当てるイベントタイプにより異なっています。
Note event:ノートマップ形式でノート出力情報を表示するNote mapモードと、ベ
ロシティ出力情報を表示するVelocityモード、鍵盤表示のKeyboardの3種類の
うちいずれかが選べます。
Note mapモードでは、縦軸に音程をとり、横軸をベロシティとしてチャンネル
表示色で表示されます。表示のスクロール操作などはグラフィックモードと同
じです。
Velocityモードでは、ノートオンイベントのベロシティパラメータをチャンネ
ル表示色でバー表示します。
Keyboardモードでは特定のチャンネル1つまたは全チャンネルに対して、ノー
トイベント出力情報を鍵盤上に表示します。全チャンネルを指定した場合はベ
ロシティの一番大きなチャンネルのものが表示されます。
Continuous event:control change, pitch bend, poly pressure, channel
pressureは連続可変パラメータをもつContinuous eventです。縦軸をパラメー
タ値としてイベントパラメータ表示をします。
Program change event:プログラム名を表示します。プログラム名はチャンネル毎
に設定されているプログラム名リストから参照されます。
System exclusive event, Meta event:ミキサーモードではこれらのイベントは表
示されません。
2.5. ウインドウ設定のセーブ
各種のウインドウ設定は起動時デフォルトとして、また外部の設定ファイルとして保
存し、随時呼び出す事ができます。また、曲データ保存時にはその時のウインドウ設定
がデータファイルに同時にセーブされ、次回曲データ読み込み時にはその設定が同時に
ロードされます。
(1) 起動時デフォルトとしてセーブ:Window>Save setting>default(ウインドウ>
設定のセーブ>起動時デフォルトとして)を選ぶとその時のウインドウ設定が起動時デフ
ォルトとして記憶されます。この時、プログラム/ノート名リスト、表示色等のチ
ャンネル設定も同時に記憶されるので注意してください。
(2) 外部の設定ファイルにセーブ:Window>Save setting>to setting file...(ウイ
ンドウ>設定のセーブ>設定ファイルへ...)を選ぶとファイル名入力ダイアログが表示
されます。保存先としてSettingsフォルダを指定しておくと、その設定ファイルは
Window>Load setting(ウインドウ>設定のロード)メニューから簡単にロードする
ことが出来ます。外部設定ファイルへセーブする場合はウインドウ設定のみ記憶さ
れ、チャンネル設定は記憶されません。
2.6. ウインドウ設定のロード
セーブしたウインドウ設定は、随時ロードしてウインドウ表示に反映させることがで
きます。
(1) 起動時デフォルト設定のロード:Window>Load setting>application default
(ウインドウ>設定のロード>起動時デフォルト設定)を選ぶと起動時デフォルト設定
が再ロードされ、ウインドウ表示に反映されます。
(2) 曲データ保存時にセーブされた設定のロード:Window>Load setting>saved
setting(ウインドウ>設定のロード>保存時設定)を選ぶと、開いている曲データ
と共にセーブされた設定を再ロードし、ウインドウ表示に反映されます。ウイン
ドウ設定が曲データと一緒にセーブされていない場合には、起動時デフォルト設
定がロードされます。
(3) 外部設定ファイルのロード:Window>Load setting>from setting file(ウイン
ドウ>設定のロード>設定ファイルから...)を選ぶとファイル選択ダイアログが表示さ
れます。設定ファイルを選んでOpen(開く)をクリックするとその設定ファイルを
ロードしてウインドウ表示に反映されます。
(4) Settingフォルダ内の設定ファイルのロード:Settingフォルダ内にセーブされた設
定ファイルは、Window>Load setting(ウインドウ>設定のロード)メニューに名前
が登録されます。メニューから直接選ぶことによってロードされ、ウインドウ表示
に反映されます。また、メニューに登録された設定ファイルには名前順に1〜9のシ
ョートカットが割り当てられます。